よくあるご質問

トランスの定格容量の算出方法を教えてください。

トランスの相数によって計算式が異なります。
単相 ・・・ 容量(VA)=二次電圧(V)x二次電流(A)
三相 ・・・ 容量(VA)=二次電圧(V)x二次電流(A)x√3
三相の場合はルート3をかけるのを忘れないようにしてください。

絶縁種別とはなんですか?

トランスは絶縁材料により上昇温度が異なり、許容される最高温度によって種別分類されています。
詳細はこちらの資料をダウンロードのうえご参照ください。

https://www.ipros.jp/catalog/detail/492405

トランスの保護協調はどうすればいい?

安全を考慮してトランスの一次側、二次側とも保護機器を設ける必要があります。
一次側はトランスの励磁突入電流を考慮し、二次側は過負荷保護を考慮して選定してください。

トランスの保護機器はどのように選べばよいですか?

一次側は短絡保護、二次側は過負荷保護のためにブレーカ等の保護機器を設置する必要があります。
【一次側ブレーカの選定手順】

  • 励磁突入電流倍率を確認
  • 保護機器の最小値動作特性曲線の瞬時引外し特性(0.01秒)を確認
  • 励磁突入電流と瞬時引外し特性を比較する
  • 励磁突入電流で飛ばない定格電流の保護機器を選定

【二次側保護機器の選定】
-定格電流の直近上位をお選びください

ブレーカの選び方に関してはより詳しい資料をご用意しております こちらからダウンロードのうえご参照ください。

https://www.ipros.jp/catalog/detail/561557

トランスの励磁突入電流とは何ですか?

電源投入時に数十回に1回程度、瞬間的に過大電流が流れることを指します。
位相により鉄心が磁気飽和をおこすことが原因です。
最大で定格一次電流の12~30倍(1/2波長)程度の大電流となりますので、一次側の保護機器を選定する場合は考慮が必要です。

励磁突入電流を低減することは可能ですか?

トランスの原理上、励磁突入電流は発生を避けられませんが、励磁突入電流を定格一次電流の10倍程度に抑えた突入低減タイプのトランスを製作することができます。

海外で使うトランスはどのように選べばよいですか?

原則、それぞれの国の規格に対応した製品をお選びください。
弊社では米国UL規格トランス、欧州EN規格TUV認証トランスをご用意しておりますので、ほとんどの国で使用していただくことが可能です。

CSA規格とは何ですか?

CSA規格はカナダの国家規格です。
米国のUL規格と同じ内容も多いため、弊社ではUL認定機関がCSA規格と相互認証した『cUL認定品』をご用意しております。

ロシア向けのトランスはありますか?

ロシアへの輸出はEAC(ユーラシア経済連合)規格に対応した製品であることが必要です。弊社の製品ラインナップにも対象品がございます。

中国のCCC制度に対応したトランスはありますか?

中国のCCC制度(中国製品安全強制認証制度)の対象品目にトランスは含まれておりません。
ただし、中国国家標準規格(GB規格)はIEC規格をベースとしているため、同じくIEC規格をベースとしたEN規格認証品を推奨しております。

JIS規格に適合したトランスは製作できますか?

JISでもトランスの規格は制定されており(JIS61558)、適合したトランスを製作することも可能です。

RoHS2には対応していますか?

2019年7月よりトランスは全てRoHS2に対応しています。
ただし、付属電気部品がある場合は都度確認となります。

トランスは接地をしないといけませんか?

安全面を考慮すると必ず必要です。
要求される条件が対象となる規格(国内・海外)によって大きく異なりますのでご注意ください。

三相電源にある中性点(N)について教えてください。

中性点とは電気的に中立になる点であり、海外で広く採用されているTN方式という送配電システムにおいて安全のために接地が必要となります。中性点は保護導体を通して負荷側までアースが繋がっていることが一般的です。

トランスのアースはどこに落とせばよいですか?

日本国内では電源と負荷は別々に接地します。(TT方式)
海外の場合は保護導体を通じて接地し大地に流します。
国内でも保護ボンディングできていれば保護導体に接続して問題ありません。