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設備コスト削減に貢献するトランス(変圧器)について

更新日:2022年07月15日

設備コスト削減に貢献するトランス(変圧器)があるのは ご存知でしょうか?当社では、「突入低減トランス」と 呼んでいるトランスシリーズがあります。 当シリーズはトランス(変圧器)の特性である 「励磁突入電流」を低減したもので、トータル での設備コスト低減に貢献する製品です。 当記事では設備コスト削減に貢献するトランス(変圧器) についてご紹介いたします。

 



◎励磁突入電流(インラッシュ電流)とは何か?

そもそも「励磁突入電流」とは「インラッシュ電流」とも呼ばれ、電源を投入した際に

一次定格電流の 最大12~30倍程の電流が瞬間的に流れる現象を言います。

この最大値は毎回起こるわけではなく、数十回に1回程度の頻度で起こります。

 

詳細な説明は割愛しますが、励磁突入電流は電源投入時に

鉄心内部に生じる磁束の急激な変化に起因しています。

つまり、トランスを使用する以上避けて通ることができないものであるとご理解ください。

 

 

 

◎励磁突入電流(インラッシュ電流)の影響

励磁突入電流は初めが一番大きく、徐々に減衰していくので実用上は問題ないのですが、

励磁突入電流が一次側ブレーカの容量を超えてしまうとブレーカがトリップしてしまうので

励磁突入電流が流れてもトリップしない容量のブレーカを選定し設置する必要があります。

(詳しいブレーカの選び方は以下の資料をご参照ください。)

◎ブレーカ容量が大きくなるとどうなる?

ブレーカ容量が大きくなると併せて電線も太いものを使う

必要がでてきますから、当然その分コストも上がります。

また、電線が太いと取り回しもしづらくなり、スペースも圧迫します。

◎布目電機の「突入低減トランスシリーズ」とは?

この励磁突入電流の問題を改善するのが励磁突入電流を10倍以下に抑えた布目電機の

『突入低減トランスシリーズ』です。

一次側ブレーカ容量を小さくすることができ、配線する電線も細いものが使用できるようになります。

取り回しも楽になりますし、トータルでの設備コスト削減に貢献します。

◎グローバルな規格にも対応

もちろん、布目電機の強みであるIEC、JIS、EN、cULなど国内外の規格対応もバッチリです。

大手自動車部品メーカー様で標準品として採用実績もあります。

ご興味がありましたら、まずは以下のリンクからカタログをぜびダウンロードください。

 

 

 


 

いかがでしたでしょうか。

この記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです。

また突入低減トランスシリーズでお困りごとがございましたら、

ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 

 

 

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